ぼんやりスカイ
雲のあいだから見える空が深く、高い
天気図を見て「もうすぐ梅雨明けるんちゃう?」
と言ってたらほんとに例年よりずいぶん早い梅雨明けらしい
これも敦賀を訪れた人がびっくりすることのひとつだけど
24時間天気図とレーダーと天気予報ばっかり流してる
「お天気チャンネル」というステーションがありまして
ぼーっと見てるうちに天気図にも詳しくなろうというものだ
昼前にちょっと散歩
雲間からさす日射しは強烈でクラクラ
林もしんとしてたけどふだん見慣れない鳥(ホオジロ?)も見た
前線の置き土産の灰色雲を映したちょっと不穏な色の海辺
浜茶屋の工事の人も昼休みで
はぐれカモメがぶらぶら
図書館から借りてきた太陽に連載されていた紀行本に
ちょうど松江の項があって八雲さんがたっぷり出てきた
風景の描写に独特な、不思議な遠近感があるなあと思ってたら
片方しかない視力が極度の近視で、大小の虫眼鏡と望遠鏡を手放さなかったらしい
全集の巻の2はちょっと筆の勢いあまるパトリオティックなとこが
重い部分もあってやや飛ばし読み気味だけど
ときどきどきっとするような文に出会う
あとがきでバーナード・リーチがロンドンの美術学校時代に
八雲を「耽読」したとあって驚いた
きたさんの祖父と親交のあったリーチ氏についてはまた機会を改めて
よく考えたら今店をやってる小屋にも来てるはずだなあ
それはともかく今年は松江に行こう!
写真は不穏な今日の海じゃなくて
ぼんやりの一昨日の海
浜に電球とスピーカーをとりつけるための柱が並ぶと
もう夏が来る
by pinon-pinon
| 2008-07-03 15:49
| matubara nikki