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pinon-pinon's bed side stories

芭蕉

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「今年バナナにはじめて花が咲いて実がなりました。嬉しくて毎日眺めてます」
と、奈良の樸木さんが
写真を送ってくださったので転載
もちろんご了承は得てますが
かわいくておもしろくて、わたしも毎日、仕事の合間に画像を眺めて
憩ったので…
いや不思議、バナナって房のイメージだけど
これってひとつの大きなバナナになるのかなあ?(←どこぞにそんな昔話がありそうだね)
そしてそれは食べられるのかなあ?
樸木さんとはバナナの幼木と
ポポーの幼木を交換するお約束をしてるので楽しみです
あの、大きなつやつやのはっぱもすごく好きだし
料理にも使える!
庭に穴掘って、焚き火をおこして
バナナのはっぱで包んだお肉などを蒸し焼きにしてみたいなどなどいろいろ妄想
バナナといえば芭蕉といえば、デーモン&ナオミさん来日の
サブテーマを知ってびっくりした
そういうことだったら是非敦賀も組んでもらいたかった!
きたさん「どーなの?芭蕉は、pinonちゃん的には?」
pinon 「あーーーー、もう、神ですよ」
きたさん「‥‥‥‥‥」
pinon 「いや、じゃ、お地蔵さんくらいで」

とにかくいい、奥の細道はどこ読んでもいい
デー&ナさんにどの句がフェイバリットなのか聞いてみたい
小萩散れ…も英訳を考えて教えてあげたい

萩が満開
白と萩色の花びらが水たまりみたいになってる
黄金色のまるいはっぱの紅葉もきれいで、これからが楽しみです
去年の12月頃、木枯らしが吹いてすっかり葉を落とした姿を見たお客さまに
「なんの木ですか?」と尋ねられて
ふたりで「立ち姿がいいですね」ということに気づいた
そういえば似たような形の木ってあまりないような気がする

今日も晴れ
散歩に行かないという贅沢を選択して朝寝坊
日曜とか休日とか関係ないけど
日曜だし朝寝坊してもいいかと
誰に気兼ねする訳でもないけど。
九月の午前中の、淡いレモン色の陽射しがカーテン越しに差してくる
寝床で読書
その後も読み進めているカーソン・マッカラーズの『the member of the wedding』が
読み進めるほどにたまらくなっていく
南部の小さな町を舞台に
フランキーという、ちょっと周囲と馴染めない女の子の12才の夏が
淡々と綴られていくだけなんだけど
ちょっとした風景や、景色の描写にたまらないものがあって
(もちろんフランキーと彼女をとりまく人たちとの会話も)
あー、たまらんなー、こりゃ、と
声には出さないけど読み進められなくなって
本を開いたまま胸にのせてまた眠りについておかしな夢を見る

午後からはずっと『michigan』と『illinois』
リリースのあとの数年の、めまぐるしき世相、
サブプライム問題やら大統領選やらを考えると
『michigan』の掌編が改めて、せつせつと胸にこたえる
リリース時に開設されていた、地図をクリックすると
お話が飛び出す特設サイトはその後見れなくなってるみたいで残念

驚くほど明るいけれど
明るさの中に白っちゃけた寂しさがあって、
いい日曜日の午後だね
別に季節に甲乙を付けなくてもいいけど
子供の頃から、九月はいちばん好きな月なのだ
by pinon-pinon | 2009-09-27 14:52 | matubara nikki