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pinon-pinon's bed side stories

vacancy

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越前市(旧武生市)のgecko cafeさんのお店の前は見事な空き地だった
草がぼうぼう茂ったこんな空き地って最近あまり見かけない
敦賀ももうちょっと郊外にはありそうなもんだけど
田畑をのしたり山を削ったりした土地も
次の年にはもう家や商業施設が建ってるから
空き地でいる暇がないんだろう
小学生くらいの頃、家の近くが空き地だらけだったので
空き地でばっかり遊んでいた 空き地ノスタルジー
小さな空き地でも中に入ると違う世界 公園とかと違って
木がないから空が広い
ふらふら歩いていっていつまでたっても出てこない江崎さんを見て
お店の方が
「あー、野鳩がいっぱい巣をかけてるから踏んだらやだなー」
卵や雛を呑みに来たと思われる青大将がとぐろを巻いたまま死んでいた
きれいに死んでて死因がわからない 鳩にやっつけることができるかしら
「もう少ししたら、ケリも巣をかけにくるから、そうしたら、
 ちょっと入っただけですごく怒られるの!」
ケリは名前は知ってるけどいまひとつイメージできない
たしかコジュケイみたいな鳥だよね?と
お店の図鑑で見てみたら見たことない大きなシギの仲間
敦賀からは車で1時間くらいなのに
風景が違う、気候が違う、はえてるものが違う、空飛ぶ翼も違う
食べるものも違うし言葉も違う 人柄もじゃっかん違ってくる  
風土はおもしろい

collabonさんでは『雲のうえ』を何号分か見つけて
貰っていいと言うのでほくほく
はるばる北陸で貰うなんてと笑ってたら
JALの機内で配ってるんだー、なるほど雲のうえ
関西ならほとんど新幹線で行くから見かけないわけだ
エッセイにうわーと感動して
石田千の著書を何冊か注文
江崎さんが旅のおともに読んでた『ボマルツォのどんぐり』も注文
by pinon-pinon | 2008-06-11 17:06 | matubara nikki